住宅営業に必要な3つの資格【経験談】

Business Hack

住宅営業マン「住宅の営業をするにあたって、資格は必要ですか?」

住宅メーカーなどで営業する場合に必要な資格をご紹介します。

結論から言いますと、資格があれば営業成績が上がる訳ではありません。

私は年間5億円超の受注金額がありますが、資格が受注に役立ったことは数えるほどしかありません。

ただし、転職をするときには非常に役立ちます。
リスクヘッジとして取得しておいがほうが良い資格を3つピックアップしました。

難易度別に勉強方法も合わせて紹介しますので、取得して自信に満ち溢れた営業パーソンになりましょう。

本記事の内容
①住宅営業にオススメ資格の紹介
②資格の難易度
③資格取得の勉強方法
④資格取得した後のメリット

①住宅営業にオススメ資格の紹介

住宅営業に特化して言えば必要なのは3つの資格です。
全て取得するにこしたことはありませんが、基本は一つでOKです。

・AFP(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)
・宅地建物取引士
・二級建築士

②資格の難易度

難易度は5段階☆☆☆☆☆評価で表します

✔AFP(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)

難易度☆☆

ファイナンシャル・プランニングとは
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
引用:日本FP協会WEBサイト

難易度は高くありません、試験も年に3回(1月・5月・9月)あります。
学科試験と実技試験の2段階試験です。
学科を合格して実技が落ちた場合、次の試験では実技のみ受験できます。
ただし、学科試験の免除は合格した年度の翌々年度までなので注意が必要です。

宅地建物取引士

難易度☆☆☆

宅地建物取引士とは
宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格者。宅地建物取引業者(一般に不動産会社)が行う、宅地又は建物の売買、交換又は貸借の取引に対して、購入者等の利益の保護及び円滑な宅地又は建物の流通に資するよう、公正かつ誠実に法に定める事務(重要事項の説明等)を行う、不動産取引法務の専門家である。
引用:wikipedia

ここからは実務でも役立つ資格です。
土地・建売の売買における重要事項説明を行えるようになります。
賃貸住宅を借りたことのあるひとなら経験があると思いますが、法律の眠たい話をするあの人になれます。

一般的には400時間の勉強時間が必要となります。
国家資格のため、試験のチャンスは年一回(10月)だけ。
例えば、4月から勉強を始めて、毎日2時間の勉強をしたとすると約400時間です。
半年間に渡って毎日2時間の勉強ができる人は合格できる試験です。

二級建築士

難易度☆☆☆☆

二級建築士は扱える建物の規模や、用途、構造等に制限がありますが、戸建住宅程度の規模であれば、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の設計をすることが可能です。
※ニ級建築士は都道府県知事の免許を受け、ニ級建築士の名称を用いて、設計、工事監理などの業務を行う資格を有する者。

グッと難易度が上がってきました。
主に住宅の設計士が保有している資格です。

目安となる勉強時間は700時間と言われています。
こちらも国家資格のため、試験のチャンスは一回(学科7月、実技9月)です。
単純計算で、毎日2時間の勉強を1年続ければ合格できます。

仕事しながらそんなに時間確保できないよ、と言う気持ちよく分かります。
次の項から勉強方法について解説していきます。

③資格取得の勉強方法

ここからは実際に取得するための勉強方法を紹介します。

AFP(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)の勉強法

スマホアプリのFP2級をスキマ時間に学習するだけです。
このスマホアプリが優秀なものが多くありまして、これだけでも合格できる力は十分備わります。
通勤時間、トイレの時間、昼食時間、などスキマ時間は一日に必ずあるはずです。
わざわざ机に座って勉強時間を確保しなくても取得できる資格です。
期間にして3ヶ月取り組めば合格できます。

長い人生で3ヶ月ほど自分の人生のためにスキマ時間を捧げても損はないです。
スマホ一台持ち歩いていれば可能です、やりきりましょう!
まずは、3級(難易度☆)から取得してみてもOKです。

宅地建物取引士の勉強法

シンプルな勉強で取得できる国家資格です。
参考書を一冊2周してから、過去問を10年分を2周してください。
これを2セット行えば合格できる力は備わります。
そこまで行って、試験までの残り時間は過去問で間違えたところを中心に2周するだけでOKです。
先述のFP2級と同様にスキマ時間にスマホアプリで一問一答を鍛えれば完璧です。

二級建築士の勉強法

営業でここまで取得しようと思う意識が高い人は、時間をお金で買うべきです。
つまり、スクールに通うのがベストです。
試験を研究し尽くしたプロの指導によって効率的に勉強を進めれば受かります。
通学率が90%以上なら間違いないです。
同じ目標に向かっている仲間に刺激も受けます。
お金を出す価値はあります。

④資格取得した後のメリット

結論はリスクヘッジできるということです。
例え会社が倒産しようと、パワハラ上司から逃げるために転職を選択しようと、すぐ就職できます。
それくらい住宅営業で資格を保有している人は少ないのが実情です。
会社によっては資格手当を支給してくれるところもあるので年収もアップするでしょう。
自分に選択肢を与えるためにも上記のうちどれか一つの資格を取得することをオススメします。

まとめ

資格を持っているからと言って、営業の成績が上がるわけではないのでそこはハッキリ言っておきます。。
もちろん資格取得にかける時間を読書などの自己啓発にあてるのも有益です。
ただし、日本はまだまだ名刺民族です。
肩書とは別に資格を所有していると、初対面で損することはありません。
資格取得に限らず、社会人になってからの勉強は確実にあなたの市場価値を上げます。
その習慣化に一役買うのが資格取得かもしれませんね。

今回は以上です。